トイレリフォーム|千葉県Y様

トイレリフォームの工程についてご紹介します。

トイレのリフォームは、本体を最新の機能性の高いものに交換したいというご要望のほか、床やクロスを貼り替えたいというご要望も多くいただきます。

トイレは毎日使用するため、便器本体はもちろん、床やクロスといった周辺の劣化や汚れも気になる場所です。

そのため、便器の交換と床やクロスの貼り替えの工事を分けて行うよりは、同時に行ったほうがスムーズで満足のいく仕上がりになります。

また、床の施工時には便器を取り外して施工することも多いため、別々で行うよりもまとめて行うほうが工事代金が安く済む可能性もあります。

今回は、トイレリフォームの施工事例に基づき、工程をご紹介します。

  • トイレリフォームのパターンについて

トイレのリフォーム工事には、大きく分けると、便器のみの交換工事と、床やクロスの貼り替えを行うトイレ空間全体の工事があります。

便器の交換を希望されるケースは、故障した時に和式から洋式への変更を希望する場合やより高機能・高性能な本体に交換したい場合が多いです。

空間全体のリフォームには、タイル張りのトイレが寒い、床やクロスの汚れが目立つ、トイレ全体のイメージを変えたいといった、使い勝手の悪さや全体の汚れや雰囲気を改善したい場合が多いです。

  • トイレリフォームの工程

今回ご紹介する施工事例では、耐用年数が来たタンクレストイレを新しいタンクレストイレに交換するとともに、床材と壁紙も貼り替えます。

今回は同じタイプの便器本体の交換ですが、例えば、タンク付きの便器本体からタンクレストイレに交換することや、和式トイレを洋式にするなど、さまざまなニーズに対応可能です。

では、今回の事例で流れを見ていきましょう。

  • 施工前
トイレリフォーム

写真からはあまりよく見えないかもしれませんが、床や壁のクロスに黒ずみが見られます。

こちらのお客様は日頃のお手入れもよくされているので、かなり綺麗なほうですが、もっと汚れや劣化が目立っても、もちろんリフォーム可能です。

また、実際に便器を外してみると、便器が設置してあった床部分や便器の裏側が今回のように汚れていることはよくあります。

リフォームは床や壁のクロスの老朽化や温水洗浄便座の故障だけではなく、トイレ空間のイメージチェンジをしたい時や利便性を高めたい時にも出来ますので、お気軽にご相談ください。

■便器の撤去と床下解体

便器の撤去

既存の便器を解体、撤去していきます。

汚いと思われますが、経験豊富な職人が蓄積されたノウハウに基づき、丁寧に行いますので安心してお任せください。

トイレリフォームの間はトイレが使えません。

ご家庭にもう1つトイレがある場合には、そちらを使っていただきますが、場合によっては、水を止めての工事となり、一定時間使えなくなることがあります。

そのため、事前に確認を行い、トイレが使えずに困る場合には、お庭に仮設トイレを設置させていただきます。

施工内容にもよりますが、基本的には半日~1日ほどで使用を再開していただけます。

便器を運び出した後、トイレの床の解体撤去を行います。

床下解体

床下にはトイレの汚水を下水へと排出するための排水管や水を送るための管などが通っているのです。

この場合、既存の排水管を撤去します。

便器の耐用年数は10年~15年と言われますが、便器の交換時期には排水管の劣化が進んでいる可能性もありますので、あわせて点検・交換をオススメしています。

また、便器本体のタイプが変わることで、マッチする排水管に交換しなくてはなりません。

排水管にはさまざまな種類や太さがありますが、便器本体を交換する際には、弊社がしっかりと見極めて選定いたしますので、安心してお任せください。

■給排水管の取付位置の変更も可能

給排水管の取付位置の変更

交換する便器本体の機種により、給排水管の取付位置が決まっています。

トイレの床を貼り替える場合は、給排水管の取付位置を変更しても綺麗に仕上げることが可能です。

便器のリモコン設置が必要な場合は、床下や壁の中の電気配線工事も必要です。

今回はすでにリモコンを設置されているケースですので、新たな配線は不要でした。

  • クロスや床の改修

壁のクロス貼り替えを行っていきます。

まずは既存のクロスを撤去しなくてはいけません。

専用の道具を用いて、クロスを丁寧に剥がしていきます。

剥がした壁の下地に傷みなどあれば補修を行います。

下地をなめらかにし、新たに選んでいただいたクロスを貼り替えていきます。

壁は四面に巡り、壁面にはリモコンやトイレットペーパーホルダーなどが取り付けられているため、きめ細かな作業が必要です。

クロスを貼り終えたら、乾くまで半日から1日ほど養生することが必要になります。

夕方に貼り終えれば、翌日には次の作業がスタートできるケースが多いです。

パテとは、へこみや穴などに埋めて、下地を平滑にするための下地処理の際に使用するペースト状の充填剤です。

床下地材に丁寧にパテを塗り、床仕上げ材との密着性を高め、水漏れなども防止します。

そして、新しい床の仕上げ材を貼り込みます。

これまではクッションフロアでしたが、木目が美しい板材仕上げになりました。

  • 新しい便器の取り付け
新しい便器の取り付け

壁クロスと床の仕上げが終わったところで、新しい便器の取り付けを行います。

便器は全体でひとまとまりのイメージがありますが、便器部分や便座部分などに分かれているのです。

取り付ける便器を取扱説明書通りに取り付けて、セッティングを行います。

タンクレストイレは水を流すレバーがなく、電気式のリモコンで操作するタイプです。

リモコンもトイレ本体とセットですので、新しいものに交換しました。

問題なく動くか、リモコンを一通り稼働させて、問題なければ取り付け完了です。

リモコンで便座の自動開閉や洗浄、便座の温度調節や使用時のお尻洗浄など、あらゆる操作を行う仕組みです。

とても便利で、小さなお子様や高齢者のいるご家庭、車椅子などで介助が必要な方にも選ばれています。

ただし、停電すると自動で使えなくなり、不便になるので、災害時や停電時は注意が必要です。

手洗い場も小さくなり、リモコン脇にあったダブルのトイレットペーパーホルダーは、リモコン下にシンプルなホルダー1つを設置するなど、インテリアもテイストが変わりました。

■まとめ

トイレリフォームには大きく分けると、便器本体のみの交換と、床や壁紙を含めた空間全体のリフォームがあります。

便器本体の交換を検討されている場合は、床や壁紙も含め、全体を交換するのがスムーズです。

床下の工事を行うことで、給排水管の位置も変えて、トイレ位置の変更や、便器本体の機種や種類を変えることも可能です。

電気配線工事などが必要になる場合は、床下や壁内部の工事となるので、床やクロスも含めた工事になります。

今回は実際の施工事例を用いてご紹介いたしました。

いかがでしたでしょうか?

各メーカーから高機能・高性能な機種が出ており、お掃除のしやすい形状であったり、汚れにくいものなど、毎日使う空間だからこその工夫が凝らされています。

気になる商品やご相談ごとがございましたら、是非お気軽にお問合せください。